「フランドルの鐘」30周年記念ウェブ講演会

兵庫県伊丹市のカリヨン「フランドルの鐘」がベルギー・ハッセルト市から贈られて今年で30周年を迎えます。これを記念し、「フランドルの鐘」を軸に、カリヨンと16世紀フランドル地方の文化を広く紹介するイベントをウェブ上にて開催いたします。

第一部では「フランドルの鐘」30年のあゆみを、通常の演奏では見ることの難しい演奏中の塔の内部の演奏映像で振り返り、あわせてハッセルト市とハッセルト市のカリヨンも紹介します。また「フランドルの鐘」の立地する有岡城が実際にあった16世紀から17世紀にかけての時代はまさしくカリヨン が発展した時代でもありましたが、その頃のベルギーがどの様な様子だったか、第二部として周辺の美術、歴史、を含めた文化についての講演を、第三部としてその当時にフランドル地方で実際に演奏されていた歌やバイオリンの曲についても、実演を交えた講演にてご紹介いたします。
貴重な「フランドルの鐘」を軸に、日本とベルギーと、21世紀と16世紀をめぐる時間をお楽しみいただけますと幸いです。

とき:11月8日 日曜 午後2時より

場所:オンライン上、YouTubeにて発信いたします。
URL https://ux.nu/QnKZZ

講演者紹介

カリヨン紹介  カリヨン奏者 内野三菜子
(北米カリヨンギルド正会員)

内野三菜子 プロフィール写真
東京都出身。留学先のトロント大学にてカリヨンに出会う。2013年より伊丹・フランドルの鐘での演奏会に出演。2017年ベルギー大使館「日本ベルギー友好150周年」クロージングセレモニーでアントワープ・聖母マリア聖堂の鍵盤を用いた練習機にてカリヨン実演。小学館「サライ」にカリヨンについての記事を寄稿(https://serai.jp/hobby/154969)。 2019年北米カリヨンギルド認定奏者。

ベルギー文化についての講演 白沢達生(翻訳&音楽ライター)

白沢達生 プロフィール
西洋美術史専攻・雑誌編集・輸入商社勤務をへて独立。仏・伊・英・独・蘭・西語などの翻訳や執筆を手がけてきた一方、美術館企画展に合わせてのCD販売監修も長く担当。古楽関連はじめ欧州発売CD解説の翻訳・執筆多数。ウェブマガジンONTOMO「だから、つい聴きたくなる。」ほかWeb記事も執筆。コストマリー主宰中世イベント、南青山Mandala宮廷音楽ライブ、歴史料理再現「音食紀行」、高音質音楽放送ミュージック
バードなどで話し手としても活動。
Twitter → https://twitter.com/t_shirasawa
Blog → https://tatsuoshirasawa.wordpress.com

フランドル音楽についての講演と実演 坂本卓也

徘徊楽師ギルド_プロファイル写真
それぞれ関西を中心に、中世、ルネサンス、バロック音楽などの演奏活動を行っている。 2020年7月に3名で徘徊楽師ギルドを設立し、社会状況に合わせた演奏スタイルとして、公園、河川敷、美観施設など屋外でのライヴ活動にも力を入れている。