兵庫県伊丹市のカリヨン「フランドルの鐘」がベルギー・ハッセルト市から贈られて今年で30周年を迎えます。これを記念し、「フランドルの鐘」を軸に、カリヨンと16世紀フランドル地方の文化を広く紹介するイベントをウェブ上にて開催いたします。
第一部では「フランドルの鐘」30年のあゆみを、通常の演奏では見ることの難しい演奏中の塔の内部の演奏映像で振り返り、あわせてハッセルト市とハッセルト市のカリヨンも紹介します。また「フランドルの鐘」の立地する有岡城が実際にあった16世紀から17世紀にかけての時代はまさしくカリヨン が発展した時代でもありましたが、その頃のベルギーがどの様な様子だったか、第二部として周辺の美術、歴史、を含めた文化についての講演を、第三部としてその当時にフランドル地方で実際に演奏されていた歌やバイオリンの曲についても、実演を交えた講演にてご紹介いたします。
貴重な「フランドルの鐘」を軸に、日本とベルギーと、21世紀と16世紀をめぐる時間をお楽しみいただけますと幸いです。
とき:11月8日 日曜 午後2時より
場所:オンライン上、YouTubeにて発信いたします。
URL https://ux.nu/QnKZZ
講演者紹介
カリヨン紹介 カリヨン奏者 内野三菜子
(北米カリヨンギルド正会員)
ベルギー文化についての講演 白沢達生(翻訳&音楽ライター)
フランドル音楽についての講演と実演 坂本卓也ら